1973-07-04 第71回国会 衆議院 商工委員会 第38号
工業のほうにつきましては、たとえばドル・ショック融資とか、あるいはドル・ショックを受けた事業者の転換、設備の廃棄のための特別融資等、最近ここ一、二年で若干整備されてまいりましたが、商業につきましては、正直に申しましてまだ施策が非常におくれております。来年度施策におきまして、これはぜひ御趣旨を体しまして私ども努力をいたしたいと考えております。
工業のほうにつきましては、たとえばドル・ショック融資とか、あるいはドル・ショックを受けた事業者の転換、設備の廃棄のための特別融資等、最近ここ一、二年で若干整備されてまいりましたが、商業につきましては、正直に申しましてまだ施策が非常におくれております。来年度施策におきまして、これはぜひ御趣旨を体しまして私ども努力をいたしたいと考えております。
それからもう一つの理由として、今回は前回の実績の三倍くらいのワクを申請しておるというお話でございますが、第一次ショックのときの考え方としては、政府系の三機関からの融資というのが千八百億行なわれたわけでございますが、政府が自分で自分に保険をつけるというふうなことは原則としてあるべきではない、それはそのとおりだと思いますが、ドル・ショック融資の場合にもその原則というものが非常に堅持されたということで、政府系三機関
無担保保険が前回のドル・ショック融資で利用されましたことは御指摘のとおりでございます。平均で一件当たり約二百万円ぐらいの実績に相なっております。
一年間の返済猶予でございますから、第一回のドル・ショック融資の残高について一年間だけ利子をたな上げしてほしいと、これはあとでまとめて払うということであるのか、あるいは徳政をしいてしまえということなのか、ちょっとわかりませんですが、実は私ども、一番今回も気にいたしておりますような産地の零細企業、これは労働集約的な企業でございまして、ほんとうの零細企業でございます。
そこで今回のドル・ショックについて特に影響が甚大でございまして、私どもヒヤリングをしておる結果でも、たとえば業界の強い要望として、すでに借り入れておる前回のドル・ショック融資の政府による肩がわりないし無期限の返済猶予というものができないか、それから利子は政府で補給してもらえないかというふうな点が一つございます。 それからまた、為替差損のお話がございましたが、全額国庫で補償してもらいたい。
その場合、新規に行なうドル・ショック緊急融資についての無担保、無保証に全部したらどうかという御提案もただいまあったわけでございまするが、金融機関中小三機関に対しましては、とりあえず新しいドル・ショック融資の制度が新規にきまって発足するまでの間の融資態度といたしまして、一般的な通知をいたしましたが、その中でも弾力的な運用につとめるように金融の円滑化を積極的にはかるようにという趣旨の指示をすでにしてございます